珈琲紀行 27 アメリカ西部 (2013年4月) www.cafe-terasse.com

懐かしい「西部劇の世界」を覗いて来ました。あの名監督ジョン・フォードが
ジョン・ウェインを主演にし製作した「駅馬車」や「黄色いリボン」のロケ地です。


成田から午後のデルタ便でロス・アンジェルスまで飛ぶと、前日(?)の朝に到着し
その後はラス・ベガスまでバスで5時間、300キロのバス旅でした。


17000万年前の恐竜の足跡の化石
 
河の蛇行の極致・ホースシューベント

憧れのモニュメント・バレーに行く途中、パゥエル湖を訪れましたが、そこの
事務所の前に、昔むかしこの辺りを徘徊していた肉食恐竜の足跡の化石が
展示してありました。この足跡から推定して「体長7メートル、重さ1トン
ほどの個体だと言うことですが、やっぱり本物には迫力があります。

☆特におすすめ
「ホースシューベント」は余り期待していなかった目的地の一つですが、いやはや
大変な、稀に見る奇景でした。川の流れに岸辺が侵食され、遂には川がUターン
して馬蹄形になってしまったのです。写真では小さく見えると思いますが、
写真の左端から右端までは、悠に3〜400メートルはあります。
落下の恐怖に耐えながら下を<見下ろすと、水は青黒く神秘的なオーラを漂わせ、
引き込まれるような恐さがありました。

因みに、バスを降りてから足の埋まるような砂漠を歩いて辿り着くような処ですが、
頑張る価値はあると思います。行ってこそ、その凄さをがわかります。
☆注意・この辺りにはトイレがありません。




ヘリコプター搭乗は初めてです
 
左手袋・右手袋と呼ばれるビュート

グランド・キャニオン上空を飛ぶヘリコプターに、大枚を叩いてワクワクしながら
搭ってみました。ところが、ちっともエクサイティングじゃありません。ふらふらと
熱気球ように移動するだけで、がっかりしました。後で知ったのですが、カッコ良く
右へ左へとバンクしながら飛行すると、気分が悪くなる人続出で後始末が大変
だったそうです。

さてさて遂にやって来ました。憧れのモニュメント・バレーです。何度この景色を
映画で観たことでしょう。ガイドの人に教えられたのですが、この写真にあるビュー
ト(butte)はとても有名で、そのものズバリ「左手袋・右手袋」と呼ばれています。
更に、「ジョン・フォード・ポイント」と言う名が付いている場所もありました。

ついでですが、映画<MI-2>で
トム・クルーズがフリークライミング
をする場面が冒頭にありましたが、
この辺りのビュートで撮影したそうです。
ドキドキさせる衝撃的な
導入部でした。

アメリカ滞在中は
毎日好きなコーヒーを飲み続けました。
昔の薄いアメリカンコーヒーはすっかり姿を消し
奥行きのある深煎りコーヒーになっていました。
西部劇でも夜ガンマンが焚き火を囲み、ブリキのカップでコーヒーを
飲む場面がよく出て来ますが、ほっとする一瞬です。コーヒーも大切な小道具で、
数多くの映画に出演し良い味を出しております。